話数
全52話

放送期間
1976/01/04~1976/12/26

原作
エドモンド・デ・アミーチス「クオレ」
 イタリアの港町ジェノバに住む少年マルコは、両親と鉄道学校に通う兄とともに慎ましく暮らしていたが、生活は日増しに苦しくなり、とうとう母がアルゼンチンへと出稼ぎに行くことになる。寂しさをこらえ見送るマルコだったが、やがて母アンナからの便りが途絶えてしまう。母を捜しに行きたいというマルコの固い決意に父もとうとう旅立ちを許し、マルコの長く苦しい旅が始まるのだった。マルコは持ち前の明るく元気な性格でアルゼンチンでの様々な人との出会いや出来事を乗り越え、ついにトゥクマンの町で母アンナと再会する。
マルコ・ロッシ
松尾佳子
イタリアのジェノバに住んでいる、明るくはつらつとした少年。音信不通となった母親を捜しに一人旅へ。家族への深い愛情を持ち、非常に強い意志で旅を続ける。
アンナ
二階堂有希子
マルコの優しいお母さん。夫のピエトロの仕事の大切さをよく理解し、そのために遠くアルゼンチンへと出稼ぎに行くが、そこで病気になってしまう。
ピエトロ
川久保潔
マルコのお父さん。貧しい人たちのための無料診療所を経営している。診療所では多くの人に尊敬されている。
ペッピーノ
永井一郎
ペッピーノ一座の座長。三人の娘、コンチェッタ、フィオリーナ、ジュリエッタと人形芝居の旅を続けている。根はお人よし。
フィオリーナ
信沢三恵子
ペッピーノの次女。内気な優しい女の子。自分は何もできないと思い込んでいるが、マルコの助言で操り人形の出し物も成功し、マルコの前では自分の気持ちを素直に表す明るい女の子に変わっていく。
アメデオ
南米産の白いサル。元々は鉄道学校に通うマルコの兄トニオのペットだったが、マルコと共にアルゼンチンへ渡り長い旅を共にする。
脚本
深沢一夫
音楽
坂田晃一
場面設定
宮崎駿
キャラクターデザイン
小田部羊一
絵コンテ
奥田誠治/富野喜幸/高畑勲/黒田昌郎
作画監督
小田部羊一
作画監督補佐
奥山玲子
美術監督
椋尾篁
撮影監督
黒木敬七
録音監督
浦上靖夫
演出助手
横田和善/馬場健一/蔭山康生
プロデューサー
中島順三/松土隆二
演出
高畑勲
オープニングテーマ
「草原のマルコ」
作詞:深沢一夫
作曲・編曲:坂田晃一
歌:大杉久美子
エンディングテーマ
「かあさんおはよう」
作詞:高畑勲
作曲:坂田晃一
編曲:小六禮次郎
歌:大杉久美子